事業の概要
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平成25年度地(知)の拠点整備事業で採択された「子育て支援を主軸とした地(知)の拠点事業『きょう育の和』」は、和歌山県における以下の3つの「きょう育」
・子育て・子育ちに関わる機関・団体・学生に学び合いの場を提供する『教育』
・地域が共に子育てに関わる社会を育む『共育』
・教育から共育、そして郷育へ、この世代間の循環による地域活性化を目指す『郷育』
を実現し、和歌山を子育てしやすく、住みよい『和(なごみ)の街 和歌山』として活性化する試みです。
この事業において、和歌山市と連携し、教育・研究・社会貢献を融合した拠点を作る一方、教養科目改革により、教育の地域志向化を促進します。
さらに、子育てを支援できる人材育成を目指した独自の認定資格養成講座を開設し、子育てを支援する機関・団体・子育て当事者をつなげるネットワークを構築するものです。
子育て・子育ちサポーター養成講座
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独自の認定資格『子育て・子育ちサポーター』養成講座を開設します。
全学的取り組みとして、新設の全学共通教養科目「子育て・子育ち支援論」と各学科・専攻が指定する専門科目を履修し、所定の単位を修めた者は、「子育て・子育ちサポーター」として認定されます。
さらに、社会人に学び直しの機会を提供し、母親の再就職支援や、潜在保育士・幼稚園教諭・栄養士の掘り起こしを図ります。
社会人受講生には、「子育て・子育ちサポーター養成講座奨学金」を設け支援します。子育て支援の基礎知識と専門性を学んだ学生や子育て当事者、子育て支援関係者を社会に送り出し、社会全体で子育てする意識の浸透を促します。
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教養科目の新領域『紀の国和歌山と世界』
教養科目改革により、教育の地域指向化を促進します。
従来の基礎教養科目群を改革し、新領域『紀の国和歌山と世界』を含む4つの領域に再編します。
これにより、教養科目における地域指向化をこれまで以上に促進し、郷土愛に溢れた人材育成を目指します。
くらしと文化
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科学と環境
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紀の国和歌山と世界
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こころと身体
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子育て・子育ち支援ネットワーク「共育の輪」
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子育て・子育ち支援ネットワーク『共育の輪』構築に向けた実践的研究を行います。
- 1. 従来の取り組みを発展させ、地域の子育て支援に関わる行政、NPO・NGO、専門機関、地域、子育て当事者、大学を繋げるネットワーク形成に向けた実践的研究を行います。そして、縦と横の繋がりの組織化を図り、各機関が連携した研究の促進や、地域の活性化を目指した子育て・子育ち支援ネットワーク『共育の輪』の構築を図ります。
- 2. 本学ホームページ内に『共育の輪』ポータルサイトを開設し、情報収集及び研究成果を提供します。