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平成22年5月22日(土)、「大学間連携合唱団」による合唱コンサート「ごらんよ空の鳥」を和歌山市内のカトリック屋形町教会聖堂にて開催しました。会場には聖堂が満員となる約300名が参加し、重厚な教会に若者達のさわやかな声が鳴り響く盛大なコンサートとなりました。
大学間連携合唱コンサートは、連携校の学生、教員および地域の方々との交流を深めることを目的とした「大学連携共同事業」の一つとして開催されました。連携合唱団は信愛女子短期大学保育科1年次・2年次の学生による合唱団と、和歌山大学の混声合唱団・交響楽団・吹奏楽団のピックアップメンバーで構成された総勢100名を超える大規模な合唱・合奏団です。今回のコンサートでは、キリスト教の聖歌の作詞・作曲家である新垣壬敏(あらがきつぐとし)氏を東京から迎え、聖歌を創作する意図や歌うことの意味を学びながら、同女子大の畑中雅英准教授の指揮により、「ガリラヤの風かおる丘で」、「マラナタ」等、氏の作曲による聖歌6曲を合唱しました。次いで同大学米山龍介教授の指揮により、アリア「管弦楽組曲第3番より」、ハレルヤ「オラトリオ"メサイヤ"より」を合唱・演奏しました。演奏の最後には、参加者を含む会場の全員による「ごらんよ空の鳥」の大合唱で盛り上がりを迎え、喝采の下に終演しました。
開会冒頭の金井壽男信愛女子短期大学学長のあいさつの後、新垣氏は講演でキリスト教の信仰を象徴する聖歌と日本文化固有の民謡や詩吟を比較し、それらの言語や歌詞の相違点などをわかりやすく興味深く話されました。演奏後の閉会のあいさつでは、米山教授が参加者や関係者への謝辞に続き「合同練習が大変だったが、今日は礼拝堂が音の坩堝(るつぼ)となる素晴らしいコンサートとなった」と述べました。
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