日頃より学校法人和歌山信愛女学院の教育活動につきまして、深いご理解とご協力を賜り、ここに厚く御礼申し上げます。
学校法人和歌山信愛女学院は、2024年(令和6年)12月12日に開催した理事会・評議員会におきまして、和歌山信愛女子短期大学(和歌山信愛短期大学に校名変更届出済)の2025年度(令和7年度)学生募集(2025年4月入学生対象)を最後に、2026年度(令和8年度)以降の学生募集を停止することを決議いたしました。
和歌山信愛女子短期大学は1950年(昭和25年)の設立以来、和歌山県唯一の短期大学として、また和歌山県において唯一の保育士養成校、栄養士養成校として、大学名が示す人を信じる、人を愛する心を育むために、「一つの心、一つの魂」をモットーに、一人ひとりを大切にし、与えられた諸能力を十全に開花させ、社会に貢献できる人間の育成に努めてまいりました。これまでに送り出した1万2千人を超える卒業生は、主に和歌山県内の様々な分野で大いに活躍されています。
しかし、18歳人口の減少や四年制大学志向の高まりなど、近年の社会的状況は短期大学にとって非常に厳しく、本学でも大幅な定員割れが続いておりました。全学を挙げてこれを克服すべく取り組んでまいりましたが、理事会・評議員会での議論を重ねた結果、このたび募集停止という苦渋の決断に至りました。在学生・卒業生の皆様のお気持ちを思うと、まさに断腸の思いでおります。
2025年度(令和7年度)入学生ならびに在学生の皆さんには、卒業に至るまで現在の教育環境を継続し、学生生活や進路・就職の支援等についても、これまで同様に万全を尽くし、教育機関としての責務を果たすことをお約束いたします。
在学生、卒業生、保護者、受験生の皆さま、高等学校をはじめとする諸教育機関、自治体、地域、企業の皆さま、これまでのご理解とご支援に心から感謝申し上げますとともに、今回の決定につきましても何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2024年12月12日
学校法人和歌山信愛女学院 理事長
和歌山信愛女子短期大学 学長
森田 登志子